大地よりも高く空に浮かび上がった湖
プエブラからバスに乗って
山道を登る
景色もすっかり変わり
見渡す限りの山々
5時間程バスに揺られ到着した街。
それはオアハカ。
思いもよらぬ出会いと体験によって想像以上に滞在してしまう街となる。
宿はあらかじめ見付けておいたホステル。
部屋はいつもの様に
安く住ませる為に
8ベッドのドミトリールームだが
新しいホステルということもあって
とてもキレイなテラスのある宿だった。
街並はメキシコシティや他の都市よりもすっきり
どこか落ち着いた雰囲気が心地よかった。
ある日
街を歩いていると、
どこからか賑やかな音が聞こえてきた。
「あ〜この感じ。」
「祭りだっ!」
引き寄せられる様に音の方向へ向かうと
何だか楽しそうなパレードが行われていた。
ワシはいつもの如く
ニヤニヤしながら嬉しそうに写真をパシャパシャ撮っていた。
しかしその数秒後にカメラを
サッとしまう。
そして表情も急に真面目に。
なぜなら、
この祭りと思ったパレードは
お祭りなどではなく
お葬式だった。
不謹慎極まりない行動をしてしまった。
反省。
でもね!言わせてもらうけど
あんな楽しそうな音を鳴らしながら
パレードされたら祭りかっ!って思うよ。苦笑
まぁここは
知らなかったという事でご愛嬌。
しかし、中心部のソカロ周辺にいけば
いつも賑やかなお祭り状態。
民芸品やも多く
女性が喜ぶ様なカワイイ刺繍の民族衣装がたくさん売っている。
オアハカに着いてから、数日間
時間にしばられる事無く街の隅々まで
のんびり歩いて移動した。
南バスターミナル周辺のエリアは
現地人の利用するエリアとして市場はいつも賑わっていた。
あとでわかった事だが、この辺りのエリアは
非常に治安が悪く観光客があまり訪れるべきでは無い場所だったらしい。
何もトラブルが無くて良かった。
それにしてもこの辺に美容室が並ぶエリアがあるんだけど
そこの看板がかなりアナログな看板で絶妙だった。
今時、殆どの店が
手描きのイラスト看板!笑
昭和のザ・角刈り
市場の中には、肉屋が多く並ぶ通りもあって、
好きな肉屋で肉を買って
その場で焼いて食べれるスペースがある。
付け合わせの野菜もおばあちゃんが売り歩いている。
ある日、
珍しい事に日本人の旅人が同じ宿に数人滞在するタイミングがあった。
これも何かの縁。
スウェーデン人の宿泊者も一緒に皆で
とある場所に向かう事にした。
ローカルバスを乗り継いで小一時間。
遺跡のある街まで行き
そこからさらにタクシーをチャーターし山へ向かった。
↓渋めのタクシーの運転手。
タクシーと言っても狭く、大人数になると後ろはただの荷台。
もちろん喜んで荷台に乗り込む。
一緒にメキシコ人の兄ちゃんも乗り合わせた。
チャーターは人数が集まれば集まる程安くなるからね!
メキシコ人の兄ちゃんは分厚いスティーブンキングの小説を読みながらこの荷台に揺られていた。
外国人に多い傾向なんだけど
乗り物に乗りながら
よくもあんな読書が出来るなといつも関心する。
日本に比べたら格段に悪い道を走っているのに
全く酔う気配がない。
ワシなら10分もたずにリバースする自身ある。
そんなメキシコ人の兄ちゃんはご機嫌なTATTOO
を入れてたので、
プチTATTOO談義☆
〜タクシーの荷台編〜
メキシコ人らしくマヤのデザインをブラックアンドグレーで首に巻く様に入れてた。
さすがに現地人。
画になるねぇ〜!
街を通り過ぎ
途中、運転手の友達の
おじちゃんも二人乗り込み
山道をしばらく登る。
タクシーをチャーターしてようが、どんどん乗ってくる。
真面目な日本ではあり得ない事だが
それが現地の助け合いの精神。
これ重要ね。
都会人にはついつい欠けてるから。
どんどん山道を登る。
スリップした日にゃあ即死亡の崖。
メキシコらしくサボテンも生い茂っていた。
そしてクネクネと
車は山を登り続け
着いた先に待っていたのは。。。
見よ!このトナカイの様な立派な角!!
じゃなくて
このエメラルドグリーンの天然プール☆
コレは渓谷地帯に石灰質の水が湧き出て自然形成されたもの。
こんな場所にあるんだから凄い。
それは
雲に限りなく近い湖だった。
トルコのパムッカレでも同じ様な石灰のプールを見た事があったが
ここは今でもボコボコと
水が沸き出ている。
雄大な自然とはまさにこの事だねぇ〜。
オマケ。ルームメイトのイケメンスウェーデン人☆
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