湖に浮かぶ小さな島フローレスとマヤの遺跡。
夕方アンティグアからバスに乗って
またもや長距離移動が始まる。
数時間後、乗り継ぎの為
一旦グアテマラの首都グアテマラシティへ向かう。
今までに訪れた街よりも首都だけあってより近代的なグアテマラシティ
到着したのはもうすっかり日が暮れてしまった時間。
中米でも上位クラスの治安の悪い場所。
グアテマラの８、９割の犯罪がこのグアテマラシティで起こっている。
特にこのバスターミナル周辺はさらに治安が悪い。
昼間ならまだしも夜になると人通りも少なくなる。
バスの乗り換えの為に、観光客が集まるから
その隙をずっと狙っているらしい。
同じ旅人から聞いた話では
乗り換えの数分間の間にバスターミナルの外へ出たら
銃の発砲事件があったほど。
まぁ都会にそこまで興味が無かったので
安全を考慮してバスターミナルから少し出て
写真だけ撮っておとなしく乗り換え。
しかしこのバス停周辺、かなり怪しさは感じるが
旅人の話には尾ひれはひれが付くというのは良くある事。
必要以上に危険を感じているだけなのかも、、、とも思う。
でも、なるべく生死に関わるリスクは避けるべきだね。
無事バスに乗り込み
ぐっすりバスで熟睡。
夜が明ける頃
北部にあるフローレスに到着した。
ここは湖に浮かぶ
一周２０分ほどでぐるっと一周出来てしまう程の小さな島だ。
宿もまだチェックインの時間ではなかったので
荷物だけ預けカフェで朝食を済まし
日が完全に昇るまで散歩をする。
特に何もない小さな町だが
観光客の集まるアンティグアに比べ
のんびりとした時間が流れていた。
島の中心にある
教会の丘からの眺め。
橋を渡れば
観光客は一人もおらず
現地人が生活をする小さな町があった。
市場で最近ブームのメロンを買い
夕食は宿の近くの道路沿いで
バーベキューをしている現地人に人気の店へ。
そう言えば
フローレスへ来たのは一つ目的があった。
グアテマラでは一番有名なマヤの遺跡ティカルへ訪れる為だ。
早朝バスに乗り数時間。
訪れたのは
ジャングルの様な大自然に囲まれた
ティカル遺跡。
山奥に今もひっそり存在するこの遺跡は
植物達との共存の世界だった。
文明は全く違うが
カンボジアのアンコールワット遺跡群に近いものを感じる。
ティカル遺跡で最も高い４号神殿の頂上からの眺め。
７４１年に造られた
マヤ文明で一番高いピラミッド。
その素晴らしさはこの広大な自然。
正直、マヤ文明の事は詳しくないが
今はこの森となっている自然に
遥か昔、大都市・文明があったと思うとロマンを感じるね。
それにしても暑い！！
しかしティカルの場合は
遺跡よりも自然そのものが魅力的だった。
日本の山でこんな猿動物園でしか見ないもんね。
とにかく木がカッコいい！！
自然の造形美。
マヤで神木と言われる
樹齢４００年のセイバの木。
この日は遺跡よりも異常に“木”を見てたな。
この絡まり方なんか。
無茶苦茶カッコいい！
とまぁ簡易的な遺跡紹介と必要以上な木の紹介もしたという事で
今日街で見かけた
オランダ人親子。
母親と娘の二人組なのだが
ド派手なTATTOOがびっちり。
日本では考えられへんよね！！
お母さんはおそらく５０歳位かな。
こんな歳の重ね方は素敵やね。
日本でこんな光景まず見ないもん。
二人で世界を旅して
とても陽気だし
人生楽しんでる！
って感じがしたね。
やっぱ白人は肌が白いから
カラーTATTOOが良く映えるね！
ワシもいつか親孝行で海外一緒に行こうかな。。。
ここへ来るまでグアテマラの西端から入国し
グアテマラシティのある中南部
そこから北へ移動しこのフローレスへやってきた。
このフローレスでも
３、４日滞在し
明日の早朝
ここから一気に北上し出国へ
ベリーズへ向かう事にした。
って言ってもベリーズ！？
どこそれ？って感じでしょ。
ワシも正直言うと
最近まで聞いた事も無い名前の国だった。
でもそこには秘境があると旅人から聞いていた。
さてさて一体何があるのかね。
未知なる国ベリーズ。
やっ！
